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2013年3月28日
列車に乗っていると話しかけてくれる方は多い。
自分も定年後は旅をしてゆったりtぽ過ごしたいものだ。
車窓から徐々に住宅が減っていったが、 豊前川崎駅周辺はまた住宅が目立った。
駅間が長いローカル線のためこれほど短い駅間は新鮮に感じる。
添田を出発すると完全に山の中に入り、田畑と山が見えるのどかな車窓となる。
この駅が 英彦山登山への最寄り駅なのかと思ったが。どうやら違うらしい。
調べてみると、この駅は 添田町の地域自立促進プロジェクトの一環として2008年3月に開業したばかりの新しい駅なのだという。
付近には「道の駅歓遊舎ひこさん」があり、これがこの駅名の由来なのだろう。
駅は1面1線の小さな 無人駅で、下車した人は見当たらなかった。
この駅がしっかり機能しているのか気になるところだ。
しかしこの 豊前桝田駅は他とは違い綺麗な芝桜が植えられていた。
列車は 豊前桝田駅を出ると県道から離れ木々の生い茂る山中へと入る。
山の中を突き抜けるため県道に比べショートカットになっている。
色が落ちてなんだか怪しい雰囲気に包まれている。
駅周辺の静けさも不気味だ。
つまり観光駅としては主要な駅なのである。
この駅は 英彦山神宮を模して赤い柱、赤い屋根、灯篭など優雅なつくりがされていて、 英彦山への入り口駅として評判が高いようだ。この駅舎は1942年、駅開業当時からのものである。
せめて色の塗り直しを行ってもらいたいものだが…
先ほどの中年夫婦を含めた数人がこの駅で降りた。
列車はる立派な木造駅舎がある「 彦山駅」を出発する。
さらにこの 英彦山は日本三大彦山というものにも数えられている。
優に半世紀は超していそうな駅舎の外観だが、この駅舎は平成10年に建て替えられたものだという。
これは驚きだ。この外観で10年ほどしか経っていないのだ。
ここまで古い駅舎が再現できているのは素晴らしいと思う。
このような駅が全国に増えるとうれしいものだ。
この駅は無人駅なのだが出札口や改札口など細部にこだはって旧駅舎を再現しているのだ。
いつか訪れたい駅である。
レトロチックな駅を後に列車は走り出す。
ここらは住宅がぽつぽつあり、「田舎の車窓」が堪能できる。
運賃箱と料金表がついたローカルなタイプだ、これを何も知らない都会の人が見たらバスに似てるとでも言うのだろう。間違ってはいない。
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