一番右の線路3番線が日田彦山線のホームとなっている。
こちら側は明るい田舎の感じがある。
やは駅の近くには桜の木があり、満開で風景にも花を添えている。
夜明駅の駅舎。以前は古い木造駅舎だったようだが2010年に改築されたらしい。
ネットで調べ以前の駅舎も見てみたが新駅舎にも好感が持てる。
古い木造駅舎が減ってしまうのは悲しいがこの夜明駅はシックでかっこいい。
木造駅舎を意識した造りになっていて素敵だ。
20分ほど待ち時間があるのでサブの趣味である旅行貯金をすることに。
郵便局で貯金をし郵便局名が入った局印を押してもらうのだ。
これが結構いい記念になる。
夜明郵便局は駅から近い。
散歩がてらゆっくり歩いて行くことに。
駅は国道から高い位置にあるため、階段を下りて国道沿いを歩く。
酷道に降りると元々商店だったと思われる佇まいの古民家が数軒並んでいる。
しかし、どれもシャッターを閉め営業していない。
川と山に挟まれた国道386号線沿いは民家を建てるスペースが少なくただ道だけが走る。
車の通りはそこそこあるが歩道は一切なく、さらには路肩のスペースもない。
ここを歩くのは少し危険だが道はこれしかないので仕方ない
分厚い雲に覆われた嫌な天気だが桜が綺麗に咲いているので許せる。
ゆったりとした流れの筑後川に映る夜明地区の街並みは美しい。
筑後街道沿いにも民家は見られるがそこまで多くない。
夜明郵便局で貯金し局印を押してもらう。
「どこから?」と郵便局の方に尋ねられる。
見慣れない「八王子」が入った局名のスタンプが大量に押してあったからか。
局印を押そうという人は近所の人ではないと思ったからか。
真相は分からないがこう話しかけてもらえると気持ちが和む。
「東京からです」と答え
「遠いとこからご苦労様」と会話が続く。
東京といっても八王子(高尾)、局員さんがどう想像したかは分からないが東京と行ったら大都会のイメージが強いだろう。しかし八王子は山だ。
「もう一つ先の駅にも郵便局あるよ」という情報を手に入れたが予定的に不可能だ。
「時間があれば行ってみます」と答えを残し郵便局を後にする。
やっぱり地元の方と少しでも会話をするのも旅の醍醐味かなと思う。
夜明のシンボルマークとキャッチフレーズなのだという。
「太陽を手招く夜明」明るいフレーズだ。
「町の温かさ」「明るく元気のある町」をイメージして作られたのだという。
このようなところからも町の団結力や良さが強く感じられる
ここ夜明は大分県日田市にある。駅の反対側と筑後川の対岸に集落がある小さな町。
この地区は焼畑開墾地で「夜焼(よやけ)」という地名だったようだが「焼(やけ)」の発音を嫌い、「夜開(よあけ)」「夜明(よあけ)」の順で改字されたのだという。
無論この夜明駅は改字後に建てられたので「夜焼駅」というものは過去にも存在しない。
駅の待合室は近隣農家の方と思われる「おばあさん」が数人集まり、野菜を置いて楽しそうに会話をしていた。心温まる田舎の風景だ。
今回はここまで
今回の経路
出発駅、出発時刻(列車番号 路線名 種別 行き先)→到着駅、到着時刻 のように記載
(時刻は2013年3月27日時点のものを使用)
(929D 日田彦山 普通 日田)→夜明9:14 (乗り換え待ち)